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【本の紹介①】太っていたって走りたくなる松浦弥太郎著「それからの僕にはマラソンがあった」

【本の紹介①】太っていたって走りたくなる松浦弥太郎著「それからの僕にはマラソンがあった」

私は太っている。年間を通じて92〜97kgの範囲を行ったり来たりしている。時折100の壁に触れたり、跨いでみたりすることもある。

一方で、運動がきらいというわけではない。日々の靄を取っ払いたいという思いが高まり切り、何か払拭方法はないかと考えたときにまず思い浮かんだのがランニングだ。

風呂やおいしいものを食べるのもひとつのストレス発散方法ではあるが、それではこびりつき型の頑固な靄はふるい落とせないのだ。「うわー」っと走れれば物理的に剥がれ飛んでいくのではないかと思い、翌日にはランニングシューズを買いに走っていた。太いのにダイエットのためではなく、靄を払いたくて走り始めた稀有な存在なのだ。

ランニングシューズとともにこの「それからの僕にはマラソンがあった」も購入した。これからランニングを継続するためのヒントめいたことが書かれていないかを期待して。私は松浦弥太郎氏の本をよく読んでいて、なるほどなと思うことが多々あるから。

読んでみたら、やはりほしいヒントがたくさん転がっていた。
「走れたら大丈夫」という感覚を得るためにも走れるようになりたいのだ私は。いきなり教則本を読んだらつまらなくてきっと辞める。私と同じように靄払い目的で走りたい人には最初はこれを読んでほしい。

私はこれを書いている現在、目下体調崩し中で、なかなか走るに至っていない。ただ歩いている。まぁ正しく歩くことがまずは重要だとこの本にも書かれていた。いい歩きを日々かましていこう。

松浦氏のように走りを追求したり、楽しんだりといった域には到底達していないが、この本を読んで「走れるようになれば色々なことが大丈夫になる」ということを確信した。ランニングモチベーションが下がったとき、この本を読み返せば私はきっとまた持ち直す。

私は大丈夫になりたいのだ。副産物的に体重も減っていくとなおいい。

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この記事を書いた人

30代フリーランスWebライター、Webデザイナー。キャンプインストラクター。元県庁職員。
本業と副業の境目はもはや曖昧だが、楽しく続けられてお小遣いを稼げる副業をひたすら模索中。キャンプ、サウナ、料理好きで、発酵調味料を使ったレシピなども考案中。好きな食べ物は桃とナス。

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