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京都での予定を終えた私は交通費節約を兼ねて京都市役所前から大宮まで歩くことにした。約3km。日々のウォーキング5kmよりも短いので余裕である。しかも京都の街は路地を行くたびに魅力的なお店が出てくるので楽しすぎる。
すでに昼は烏丸の「割烹 凪」さんでいただいた。しかしせっかく京都まで来たんだから、もう1軒何か飲食店に行かずにはいられないのだ。 時刻は15時半。
大宮で行ってみたい「庶民 大宮店」はあいにく定休日だった。となればもう向かう先は決まってくる。

京一 本店。王将の隣にあるのに繁盛している中華店として知っている人も多いだろう。春に訪れて以来、すっかり私の中のソウルフード的存在になっている「カレー中華」。これがうまいんだ。ソウルフードになっているとはいえ、なかなか行かない場所なので結局その春以来2度目の訪問だが。

カツ丼も頼んでみたいのだが、今日もカレー中華(1,000円)とライス小(150円)。もうこれから逃れられない。逃してくれよ。

ただ中華麺にカレー餡をかけただけだと侮らないでほしい。この餡が果てしなくうまいのだ。スパイシーでいて甘みもあり、奥深い。私が求める元気が出る味なんだ。上にのっている牛肉も甘辛くて…何の変哲もないようなのに原因不明の異様なうまさである。
食べているそばから涙が出そうになる。何がそこまで刺さるのかわからないけれど、私の中でスペシャルな食べ物なんだ。うまい以外の何かがあるぞカレー中華には。
最後はライスを投入し、餡を残さず食べ切る。いやはや、元気になった。

バカ渋いマッチもゲット。密かに純喫茶などのマッチをコレクションしている私はすごく喜んだ。
老舗食堂らしからぬ決済方法の豊富さも魅力。いや本当に行ってみてほしいのよ。
