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京都に所用があり、早朝に出かける。なんだかここのところずっと心が緊張しているというか、ふわふわしているというか落ち着かない。
予定は11時頃に終わり、久々のフリータイム。死ぬまでにやりたいことリストに記されている極めて簡単に消化できる「二郎系ラーメンにチャレンジする」をこの機会に果たそうか。近くには「地球規模で考えろ伏見本店」がある。前を通るとあと数分で開店だが、並びは2、3人。絶好のチャンスではある。でも、急遽行くにはちょっと緊張するので、別のこってりラーメンを目指す。二郎は作法をもう少し予習してから行こう。
大学時代に何度か訪れた木津の「無鉄砲総本店」がもう少しかかると思っていたが、40分ほどで行けることがわかった。定休日ではないようだし、向かってみよう。
しかし、高速の乗り口を通り過ぎてしまい、結局かなりの時間がかかってしまった。そして、まさかの臨時休業…。はるばるやってきたのに残念だ。近くの「レガル」のパンも超絶うまいが、こちらも休み…。急に途方に暮れる。こってりラーメンの口だが、すぐ近くにはない。
Googlemapに目をやると思いがけず表示された「国境食堂」の文字。多国籍料理的な店か、スパイスカレーの店かと思ったが、調べてみるとちゃんと食堂。定食・食堂は大好物だ。行ってみよう。

道路沿いに現れた「国境食堂」。京都と奈良の県境付近に位置するということだな。

純和風というか、ハザマ感はまったく感じられない。店内も同様に純和風で、頭上には見たことない超ドデカイ提灯風の照明が吊り下がっていた。体感的にはもう頭のすぐそこまで提灯が迫っている。インパクトはあるが圧迫感もある。席数もスペースに対して多いのだろうか。どこかガヤガヤした印象で、建物の雰囲気とのアンバランスさを感じる。しかし、なぜかそれが「国境食堂」というネーミングに合っている気がして妙に腑に落ちる。

とんかつ、かつとじ、唐揚げなどの定食類とうどん、そばなどが順当にラインナップ。私はカツ丼(ミニうどんつき)をチョイス。1,410円。全体的に街の定食屋などと比べると少しお高めの価格設定だと感じた。

まわりを見渡すとなんだか器がデカいような…。とんかつを食べている若者のごはんは漫画盛りだ。よくよく調べてみるとギャル曽根がプライベートで訪れたことがあるというデカ盛り系の店のようだった。カツ丼の大が名物だとか。私よりさらに体格のよい人が食べているあれがそうか…。もう1回来るしかない。

運ばれてきたカツ丼とミニうどん。並でも十分大きな器に盛られている。カツも分厚く、ふわとろの卵もうれしい。山椒をかけて、パクパク食べ進めていく。しっかり味だけれど、どことなく街の定食屋よりは上品、というか高級な味がする。うどんもちゃんとおいしい。
なかなか足を踏み入れる機会のない位置にあるが、次はカツ丼大にチャレンジしたいな。近くの笠置キャンプ場でキャンプをして行きは無鉄砲、帰りにカツ丼大というのもアリかもしれない。それいいな。

帰りにセカストで、ユニバーサルオーバーオールのカバーオールと謎のブルシ素材のリュックを買った。キャンプが待ち遠しい。
