京都で所用。11月中旬から続く一連の手続きめいたことであるが、あと1回で終わるはず。結構重たい経験だが、これからの糧に変えていければと思いつつ。
1時間以上前集合徹底マンの私は、予定時刻である13時の1時間半前、11時半ごろに阪急烏丸駅に降り立った。朝の寒さはやわらいでいる。お気に入りのオーシバルのダッフルに今シーズンはじめて袖を通したが、肩まわりが突っ張るぞ…。
目的地は京都市役所方面だが、やや方角をずらして散策を楽しむ。重い予定が入っているのだから、その前後は楽しいことでサンドするに限る。大通り沿いではなく、路地を縫って歩く。
予定を終えてからランチを楽しむつもりだったのだが、偶然女将さんがのれんを掲げているまさにその瞬間を目撃。頑張って通り過ぎたが、10mほど進んでそろそろと舞い戻る。
割烹。行きの電車で松浦弥太郎著「松浦弥太郎の新しいお金術」という本を読み、やや背伸びした店に行きたい気分になっていた私に割烹はグサグサ刺さった。行くしかない。
この本、まずお金のことを「お金さん」と呼ぶことから始めよと書かれていて面白いよ。
店名は「割烹 凪」。凪という言葉も私が妙に惹かれる言葉のひとつである。
綺麗なカウンター。結構奥深く、思ったよりも広い。昼メニューが複数種あり、どれも1,000円そこいらで楽しめる。これはうれしいなぁ。
女将さんがお茶とおしぼりを持ってきてくれたときに「日替わりは鰆のねぎ焼きです」と教えてくれた。私は鰆にも妙に惹かれるのだ。今日は惹かれるものによく出くわす。すんなり日替わり膳(950円)に決めた。
ちょうど大将の手捌きを横から見られる位置に座ったので、待ち時間も退屈しない。大将はなんだろう、ひょこひょこと動く感じの人で私は好きだ。
きたきた。メインの鰆のねぎ焼きに野菜小鉢が2種とお漬物、汁物、デザートがつく。
どれもシンプルで素材本来の味わいを楽しめる。鰆の味付けも絶妙だ。さすが割烹というか、ごはんもとてもおいしい気がした。普段外食というとどうしてもラーメンが多くなるが、たまに食べるこういうランチが良すぎる。デザートはいちごの何かだ。たぶん葛系。わからないけれど、うまいからいいのだ。
お造り、天ぷらはこういう割烹系のお店のランチの定番な気がするが、牛皿ってのがあるのか。ちょっとどんな代物なのか気になる。いや、結構気になる。友だちを連れてまた来たいな。
食べログ事前リサーチを卒業した私だが、いきなり良店に巡り会えた。どんなもんだい。
- 店名:割烹 凪
- 住所:京都府京都市中京区錦小路通烏丸西入占出山町315-1
- 電話番号:075-213-0369
- 営業時間:11:30〜14:00、17:00〜22:00
- 定休日:日・祝
- 駐車場:無
- 支払い方法:現金、カード
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