8月は母と兄の誕生月。誕生日祝いを兼ねて丹波市の「ピエトラグランデ」にランチに出かけた。どこにでもある田舎の集落の一角に佇む鉄板焼き屋で、古民家をリノベーションした店内はゆったりしていて落ち着く。大切な人との記念日にもぴったりだ。私たち家族は皆Tシャツ姿で行ってしまったが、ほかに2組小綺麗な紳士淑女グループが食事を楽しんでいた。
私は鶏もも肉の鉄板焼きコース、父母兄はハンバーグコースを注文。私だけややリーズナブルだったので、差額を埋めるようにノンアルコールスパークリングワインを追加注文した。たっぷり注がれていてうれしい。

正式名称は忘れたが、まずは芝海老のサラダ仕立て的なものが運ばれてきた。芝海老は揚げられており、甘酸っぱいドレッシングがかかっている。これはさっぱりしていてとてもおいしい。

続けてバターナッツかぼちゃの冷製スープ。口当たりがとても滑らかだ。普通のかぼちゃのようなほっくりとした甘さではなく、しつこくない上品な甘さでこれはかなり好きだ。冷製スープってやっぱりうまいよなぁ。昔京都のサフランサフランで食べたももの冷製スープを思い出した。

丹波の黒豆を使ったリゾット。米の芯の残り具合が絶妙で、黒豆もやや芯が残されている。リゾットときくとまず大学時代の鍋パ〆に作った雑炊めいたべちゃべちゃのものが想起されるがまったくの別物である。いい意味で具材がのっぺりと一体化しておらず、リズミカルに食べられる。
黒豆もたっぷり入っていて、私はコースの中でこのリゾットが一番おいしかった。素材本来の味わいがうまく引き出されていて、「濃い味付け=うまい」という日常の味覚から解き放たれた。

メインの鶏もも肉。ごろんとした鶏もも肉が4つあり、ボリュームも申し分ない。ジューシーでありながら噛み応えもあり、とてもおいしい。ただ、自分で作った鶏もも肉のソテーとの明確な差はわからず、驚きはなかった。付け合わせのピーマンやなすの火入れは見事である。

父母兄が頼んだハンバーグもかなり大きく、食べ応え抜群だ。約3,000円のコースと考えるとかなりお得感がある。ちょっとした贅沢にはかなりいいんじゃない?

最後にティラミスとホットコーヒーをいただく。満足だ。昼から贅沢をした今日は最近行き始めたジムでしっかり贅肉を揺らすとしよう。
- 店名:ピエトラグランデ
- 住所:兵庫県丹波市山南町谷川2318-1
- 電話番号:0795-88-5516
- 営業時間:11:30~14:00 ( Lo 13:30 )、17:00~22:00 ( Lo 20:00 )
- 定休日:月曜日・第3火曜日 ( 不定休あり )
- 駐車場:あり
- 支払い方法:現金、クレジットカード、PayPay、auPAY、楽天Pペイなど