- 料理に使いやすい焚火台がほしい
- 安くて使いやすい焚火台がほしい
- ソロキャンプ初心者なので、どの焚火台を選べばいいかわからない
ソロキャンパーの多くが本家ピコグリルに憧れを持っているのではないでしょうか?でも、いかんせん高い…。
そこで焚火台の候補に上がるのがピコグリルの模倣品、通称「パチグリル」。どの商品も同じように見えて、どれを選べばいいか悩んでしまいますよね。でも私にはイチオシの商品があります。
たなそうこの記事では、私が愛用しているおすすめパチグリルCAMPING MOON「SOLO-A4G」について本音でレビューしていきます。自分に合ったパチグリルの選び方も紹介しているので、本記事を参考にしつつ自分好みのアイテムを見つけてくださいね!
- ライター・キャンプインストラクター
- キャンプ歴20年・ソロキャンプ歴12年
- キャンプ・料理メディアでの執筆実績多数
- キャンプギアの監修も行う


たなそう
【ピコグリルの模倣品】パチグリルとは?


パチグリルとは、ピコグリルという焚火台の模倣品を指します。
キャンプ芸人のヒロシさんなど多くの人が愛用している軽量コンパクトな焚火台
無駄のない美しいデザイン・使い勝手のよさなど魅力満載で、キャンプ好きの憧れの焚火台と言っていいでしょう。
でも、ネックになるのが値段。執筆時点(2025.11)ではAmazonや楽天などでの販売が見当たりませんが、約15,000円で売られている場合が多いです。(モデルはPG398)
自由にお金が使えたらピコグリルをゲットしたいところですが、なかなかそうはいきませんよね…。パチグリルはピコグリルの5分の1、2,000〜3,000円台で購入できるものが多く販売されています。「パチグリルで我慢しよう…」という人が多いのも納得です。



私も「いつか本家ピコグリルを買ってやる!」という気持ちで泣く泣くCAMPING MOON「SOLO-A4G」を購入しました。
でも、今では大好きな焚火台のひとつになりました!ピコグリルのパチモンと卑下するなかれ!
【使い勝手抜群】CAMPING MOON「SOLO-A4G」の魅力


CAMPING MOON「SOLO-A4G」を実際に使って感じている魅力をご紹介していきます。弱点が少なく、ソロキャンプでとても快適に使えますよ。



本家ピコグリルじゃないと絶対イヤな人以外には自信を持っておすすめできます!
↓私は焼き網付きの以下のタイプを選びました。焚き火料理を楽しみたい人にイチオシです。
薪のくべやすさと料理のしやすさを両立


さすがキャンパーの憧れピコグリル、焚き火と料理をどちらもストレスなく楽しめるとても合理的な形状をしています。これは模倣されても仕方ないですね。


横から見るとゴトクと火床の間に高さがあること、横が鉄板などで覆われておらず開放されていることがわかりますよね?だからゴトクを移動させなくても薪を横から差し込めるんです。
CAMPING MOON「SOLO-4G」を含むパチグリルも「ゴトクを移動させなくても薪を足せる」という点では本家ピコグリルとなんら変わりありません。使い勝手は抜群です。
薪を大きいまま投入することも可能


市販の大きな薪をそのまま投入することもできます。焚き付け用の小割りの薪は必要ですが、薪割り時間を短縮できます。大きな薪は燃焼時間も長く、火力が安定するというメリットもありますよ。



ダイナミックな焚き火を楽しみたい人にもおすすめです!
ゴトク高さを変えられるのが便利。強火・弱火を切り替えられる


パチグリルは数多くの商品が販売されています。値段を重視するのであればCAMPING MOON「SOLO-A4G」よりも安いモデルを選ぶのもひとつの方法です。
なぜ数あるパチグリルのなかから私がCAMPING MOON「SOLO-A4G」を選んだかというと、ゴトクの高さを2段階に調整できるからです。パチグリルで高さ調整機能があるものは多くありません。
ゴトクの高さを変えられることによって、強火・弱火を切り替え可能。ゴトクと鉄網の2つを使えば強火エリアと弱火エリアを同時に確保することもできます。



ゴトクだけのモデルと鉄網も付属するモデルがあります。
料理を存分に楽しみたい人はぜひゴトクと鉄網両方付属のほうを選んでください!
ゴトクがずれにくい。クッカーを倒してしまうリスクを軽減


本家ピコグリルも含め多くのパチグリルのゴトクは、ただ置くだけの「ピット」と呼ばれるタイプが多いです。
その無駄のなさがかっこいいという側面もありますが、動きやすいので、誤ってゴトクごとクッカーを倒してしまうリスクを孕んでいます。


CAMPING MOON「SOLO-A4G」のゴトクは両端にツメがあるので、フレームにしっかり固定されます。軽くぶつかったくらいなら外れないので、ストレスなく料理を楽しめますよ!



純粋に焚き火の揺らめきを楽しみたいときはゴトクは外しておけばOKです!
燃焼効率が高く、薪がよく燃える


CAMPING MOON「SOLO-A4G」の火床にはたくさんのスリットが入っています。ここからしっかり空気を取り込むので、燃焼効率が高まり、薪がよく燃えてくれます。


火床は中央に向かって深くなる形状。灰が自然と1箇所に集まるので、灰捨ても楽ですよ。



ソロキャンプ初心者の人でも着火から片付けまでスムーズにできると思いますよ!
耐荷重は15kg。重たいダッチオーブン調理にも対応


CAMPING MOON「SOLO-A4G」は、華奢に見えますが、耐荷重は15kgあります。
私はソロキャンプでダッチオーブンを使うことはありませんが、ファミリーキャンプで使うような10〜12インチあたりのダッチオーブンでも無理なく使うことができますよ。



ソロキャンプでそれよりも重い調理器具を使う機会は少ないと思うので、耐荷重15kgあれば十分です!
軽量コンパクトで持ち運びが楽


CAMPING MOON「SOLO-A4G」は、軽量コンパクト。パーツを分解して付属の帆布ケースに収納すれば、幅33.5cm×縦27.5cm×厚み1cmに収まります。


重さはケース込みで約1.2kg。本家ピコグリルの本体重量約365gには及ばないものの、十分軽量です。徒歩キャンプなどで極限まで荷物を軽くしたい場合を除けば大きな問題はありません。



リュックに無理なく収まります!
約3,000円。安く購入できる


CAMPING MOON「SOLO-A4G」は、何よりも安い。私はAmazonのプライムセールで購入しましたが、約3,000円で買えましたよ。
パチグリルのなかにはもっと安く買えるものもありますが、まったく無名メーカーのものは抵抗が…。性能と価格のバランスが優れていると感じ、CAMPING MOON「SOLO-A4G」を選びました。





CAMPING MOONはコーヒーキャニスターなども愛用しているので、信頼感がありました!
【個人的には問題なし】CAMPING MOON「SOLO-A4G」の気になる点


個人的には大きなデメリットに感じていませんが、人によっては気になるかも?なポイントをご紹介します。



CAMPING MOON「SOLO-A4G」というよりはパチグリル全般に言える弱点です!
設営にやや手間がかかる


CAMPING MOON「SOLO-A4G」は、2パーツを組み合わせてフレームを組み立て、火床をセットすることで使用できます。
パチグリルのなかにはフレームを展開するだけのモデルもあるので、ワンアクション手間が多いと言えます。
でも、焚火台を組み立てる時間も楽しいもの。焚火台の設営時間を数秒〜数分節約するより余裕を持ってキャンプ場に到着できるようスケジューリングすることのほうが大切です。
灰が下に落ちやすい


火床に通気用のスリットが入っているので、灰が下に落ちやすい点もデメリットのひとつです。
キャンプ場を汚したり、熱い灰や炭が落ちて芝を焦がしてしまったりするリスクがあるので、焚火シートを併用してください。



焚火シートはそこまでこだわらず安いものでいいと思います!
本家ピコグリルとCAMPING MOON「SOLO-A4G」の比較


具体的にピコグリルとCAMPING MOON「SOLO-A4G」のスペックを比較してみましょう。
CAMPING MOON「SOLO-A4G」の優秀さがわかるはずです。パチグリルと侮るなかれ!
| ピコグリル398 | CAMPING MOON「SOLO-A4G」 | |
|---|---|---|
![]() ![]() | ![]() ![]() | |
| 価格 | 約15,000円 | 3,000〜4,000円 |
| 展開サイズ | 380×250×250mm | 415×265×275cm |
| 収納サイズ | 335×235×10mm | 335×275×10mm |
| 重さ | 495g(ケース含む) | 約1.2kg(ケース含む) |
| 素材 | ステンレス | ステンレス |
| セット内容 | フレーム 火床 310mm串 2本 収納ケース 取扱説明書 | フレーム 火床 ゴトク×1 網×1 収納ケース |



CAMPING MOON「SOLO-A4G」がピコグリルに大きく負けているのは重さくらいです!
値段が5分の1だと考えるとあなたはどちらを選びますか?
個人的にはピコグリルのブランドにこだわる人、徒歩キャンプなどで極限まで荷物を軽くしたい人以外はCAMPING MOON「SOLO-A4G」を選ぶほうがメリットが多いと考えています。
特にソロキャンプ初心者の場合は、浮いた1万円でほかのアイテムをそろえるほうが有意義ではないでしょうか?キャンプ歴を重ねるなかで改めてピコグリルの購入を検討するのでも遅くありません。
参考▶︎「【初心者必見】キャンプインストラクターが教えるソロキャンプのはじめ方 | 購入するべきおすすめアイテムも紹介」
【自分にぴったりのアイテムを探そう】パチグリルの選び方


個人的にはCAMPING MOON「SOLO-A4G」がイチオシですが、ほかのパチグリルも検討したい人に向けてパチグリルの選び方について解説していきます。
無理なくバッグに収まるサイズをチョイスしよう


数ある焚火台のなかからパチグリルが気になっている人は、携帯性の高さに魅力を感じているのではないでしょうか?
展開サイズが数cm変わるくらいでは大きく使い勝手は変わらないと感じますが、収納サイズは数cm大きいだけで、「意外に大きいな…」と感じるものです。


パチグリルを購入する際は、どのようにキャンプ場に持ち込むのかイメージしてみましょう。バックパックに仕舞いたいなら厚みや縦・横の長さ的に無理なく収まるか要チェックです。
重さは1kg未満のものを選ぶのがベター


重さの感じ方には個人差がありますが、1kg前後ならストレスはないでしょう。大抵のパチグリルはクリアしていると思います。
徒歩キャンプや登山キャンプなど長時間荷物を持ち運ぶ必要があるキャンプスタイルならピコグリルなど500g程度のモデルも探してみてください。
できるだけ組み立てやすいものがおすすめ


パチグリルはそもそもパーツが少なく、組み立てが簡単な点も魅力。どのモデルも大差はないと思いますが、できるだけ組み立てパーツが少なく、楽に組み立てられるモデルがおすすめです。



フレームの展開が固い場合などもあるので、レビューや口コミもチェックして選ぶのがおすすめです。
Amazonなら星4以上のものを選びましょう!
特殊機能の有無を確認


正直、収納サイズや重さなどはパチグリルならどのアイテムも大差ないと思います。ただし、いくつかのパチグリルは特殊機能を備えています。
例えば、ZEN Camps「焚き火台 NT Fire Stand」は、遮熱版を備えていて、地面へのダメージを軽減できます。VASTLAND「焚き火台」は、ゴトクの高さを3段階に調節可能です。
私は数あるパチグリルのなかから「高さを2段階調節できる」「ゴトクにツメがあってずれにくい」という点に惹かれてCAMPING MOON「SOLO-A4G」をチョイスしました。自分にぴったり合った機能を持つアイテムがないか探してみてください。
付属品の有無も要チェック


付属品が何かも漏れなく確認しておきましょう。CAMPING MOON「SOLO-A4G」に付属する帆布ケースがなかなか良い雰囲気で気に入っています。
焚き火シートや火吹き棒がセットになった商品も販売されているので、初心者で細かなアイテムを選ぶのが大変という場合はチェックしてみてください。
CAMPING MOON「SOLO-A4G」以外のおすすめ焚火台


CAMPING MOON「SOLO-A4G」以外に私がおすすめの焚火台をご紹介します。
パチグリルにこだわらず、「料理と焚き火を楽しみやすい」焚火台をチョイスしたので、ぜひ参考にしてください。
| たブランド/ 商品名 | 商品画像 | 素材 | 重さ | 収納サイズ | 使用サイズ | 付属品 | 評価点 | レビュー数 | 税込価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| キャンピングムーン SOLO-A4G | ![]() ![]() | ステンレス | 約0.9kg ケース込 | 約33.5× 27.5×1cm | 約26.5× 41.5× 27.5cm | 収納ケース 五徳 | 4.3 | 382 | 3,280円~ |
| TOKYO CAMP HAKOSUKA | ![]() ![]() | ステンレス | 約985g | 約32×22cm | 約40.2× 21.2× 26.8cm | 収納ケース | 4.5 | 8,880 | 4,980円~ |
| ピコグリル 398 | ![]() ![]() | ステンレス | 約365g | 33.5×23.5×1cm | 38.5×26×24.5cm | スピット2本 収納ケース 日本語説明書 | 4.6 | 380 | 15,500円~ |
| ピコグリル498 | ![]() ![]() | ステンレス | 約490g | 約35×25 ×1.8cm | 約41×28 ×21.5cm | スピット2本 収納ケース 日本語説明書 | 4.5 | 157 | 17,000円~ |
| ユニフレーム 薪グリルソロ | ![]() ![]() | ステンレス | 約1.1kg | 約13.5×21×6.5cm | 約20.5×18×18.5cm | 収納ケース | 4.3 | 265 | 6,600円~ |
| TOKYO CRAFTS マクライト2 | ![]() ![]() | ステンレス | 920g | 約30×20× 4cm | 約40×35× 32 cm | 収納ケース | 4.6 | 257 | 12,980円~ |
| ZEN Camps NT Fire Stand | ![]() ![]() | ステンレス | 1.3kg | 約38×31cm | 51.3×22.5×29cm | 収納ケース 五徳 | 4.6 | 118 | 11,980円~ |



私がソロキャンプをはじめた10年以上前は焚火台といえばスノーピークの焚火台かユニフレームのファイアグリルでした。
今は選択肢がたくさんあって選ぶのも楽しいですね!
【一緒にそろえよう】焚き火に必要なその他アイテム


これからソロキャンプをはじめ、焚き火を楽しみたいと考えているなら、焚火台以外に以下アイテムもぜひそろえてみてください。
焚火シート


焚火台を使うことで直火よりも地面へのダメージは軽減できますが、まだ十分ではありません。CAMPING MOON「SOLO-A4G」のように火床のスリットから灰が落下するアイテムも多いので、焚火シートを併用しましょう。
焚火シートは基本的になんでも構いませんが、こだわる場合はチクチクしない加工が施されたものがおすすめです。
火吹き棒


火吹き棒もあると便利、というかかっこいいです。
火力が弱まったときなど空気を送り込みたい場面がありますが、顔を火に近づけて必死にフーフー吹くのはスタイリッシュではありません。一点を見つめて火吹き棒で遠くから空気を送り込むほうが効率的なうえ、渋いです。



真鍮性の大きな火吹き棒などもかっこいいですが、やはり携帯性が微妙です。
個人的には手のひらに収まるアイテムのなかから好みのデザインのものを探すのがおすすめです!
火バサミ


焚き火を楽しむのであれば何かしらの火バサミが必要です。ホームセンターで売っているようなトングでも構いませんが、できればデザインにもこだわりたいところです。
私は気に入る商品がなかなかなかったので、自作しました。



1,000円程度で作れましたよ!
使い勝手はそれなりですが…可愛げがあって気に入っています!
参考▶︎【ワンコインで火バサミをDIY】低コストで世界にひとつのオリジナルキャンプギアを自作する方法
ファイヤーライターズ


着火の方法はさまざまですが、とりあえずファイヤーライターズを持って行っておけば困ることはありません。



ほかにも耐熱グローブや風防もそろえていってくださいね!
これからソロキャンプをはじめる人は、「【初心者必見】キャンプインストラクターが教えるソロキャンプのはじめ方 | 購入するべきおすすめアイテムも紹介」も参考にしてくださいね。
CAMPING MOON「SOLO-A4G」の組み立て方
最後にCAMPING MOON「SOLO-A4G」を購入した人に向けて組み立て方を解説します。



とても簡単ですが、私ははじめ間違えてしまいましたので…
フレームを組み立てる


CAMPING MOON「SOLO-A4G」のフレームは4つのパーツを繋ぎ合わせることでできあがります。


脚になるパーツを2つ並べ、その先端にゴトクをかけるパーツを差し込んでください。これで4つのパーツが一体になり、枠ができあがります。
火床をはめ込む


あとは火床を広げ、縁にあるツメに合うようにフレームにセットするだけです。


料理をする場合はゴトク・鉄網をセットしましょう。焚き火を純粋に楽しみたい場合は、外しておけばOKです。
CAMPING MOON「SOLO-A4G」は使い勝手抜群の焚火台!
私は現時点でCAMPING MOON「SOLO-A4G」に不満を感じていません。デザインもかっこいいし、使い勝手抜群なので、いつもキャンプに連れて行ってしまいます。
ピコグリルを手にいれるのもいいですが、まずはCAMPING MOON「SOLO-A4G」を選んでみてはいかがでしょうか?きっと何の不満もなく、あなたのお気に入りの焚火台になるはずです。
ギアメーカーの方々へ!


キャンプギアのレビュー記事を実際に商品を使用させていただいた上で執筆いたします!無料で執筆いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください!
※商品はご提供願います。
※忖度なしのレビューを書きます。過度に良いようには書きませんのでご了承ください。
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